HOT ! 60号油彩【Explosion of the frustration溜飲嘔吐】

【Explosion of the frustration（溜飲嘔吐）】（60号油彩）20世紀のアバンギャルド芸術、その偉大な業績は、既に過去となり我々の土台となった。島田鮎子、【夏至の頃】、希少な額装用画集より、新品額装付。絵画においても、合理的、非合理的なものは、共に人間の表出として一要素であり、両者はお互いに矛盾しながら画面の上で止揚させるべきだ。油絵函館風景。つまり、面による描写は、多少なりとも理性的認識の次に来るもので、一つの情念は、次の瞬間、他の思惟が割り込み、認識の未分化な非合理的情念を打ち消してしまう。北村巖、【城塞の街】、希少な額装用画集より、新品額装付。ところで、誰でも、無意識のうちにメモなどに落書きをする経験はないだろうか。山本亜稀、【遺産】、希少な額装用画集より、新品額装付。元来、人間の目は黄点という点で観察し、それを脳で映像として組み立てる。岩戸敏彦、【食卓より】、希少な額装用画集より、新品額装付。この技術により、情念を瞬間的に結晶し、かつ、合理的秩序を切り捨てることなく時間を取り込みながら、混沌としたまま画面上に定着させる。小杉小二郎、【聖書物語　聖なる鳥達】、希少な額装用画集より。これまでもアバンギャルドな美は概して多くの無理解によって応えられてきた。佐藤昌祐、【初夏婦人】、希少な額装用画集より、新品額装付。（本作品は盗難中で、受注生産となりますので、ご了承ください）。櫻庭優、【花】、希少な額装用画集より、新品額装付、状態良好。近代芸術の流れにおいて、キュビズム、抽象絵画と続く合理主義と、ダダ、シュール.レアリズムなどの非合理主義の対立はアバンギャルド芸術の表裏一体を成している。どちらも真理でありながら、一方を牽制する考えには、私は反対だ。梅原幸雄、【花筏】、希少な額装用画集より、新品額装付。飯田四郎、【天上の詩’98（REQUIEM III)】、希少な額装用画集より。　キュビズムは、物体を理性的に認識した上で二次元分割で新しい美を築き上げてきた。しかし、それは瞬間的内面的思考、アプリオリなものの定着において不向きである。花巻碧、【岬の涯】、希少な額装用画集より、新品額装付。迫田嘉弘、【浜の譜】、希少な額装用画集より、新品額装付。　また、超現実派は、物質の属性を否定し、幻想的非合理的美形式を打ち出したが、アカデミックな手法を多用したため、結局、技能至上的性格から抜けきれていない。今、私達には、より率直で非職入的な技術の飛躍が求められる。遠藤彰子、【参＝壱】、希少な額装用画集より、新品額装付。久保田勝巳、【子供歌舞伎（新口村）】、希少な額装用画集より。それは、対社会意識の緊張のスキをついて現れる表現欲の形象だ。その絵は、二次元的な広がりを持たず多分に線的要素が多い。柴田賢治郎、【赤いテーブルの静物】、希少な額装用画集より。三輪孝一、【蘇る】、希少な額装用画集より、新品額装付。描写するときも、点から線、線から面と構成される。つまり、アクチュール・オートマティック(自動描法)の属性は、点に時間をとり込んだ線描なのだ。神戸文子、【青い部屋】、希少な額装用画集より、新品額装付。松本貞子、【立夏’04・Mの行路】、希少な額装用画集より。理知的でありながら不条理で、抽象的でありながらリアリティな美しさを創造したい。　私の芸術をデタラメと感じられるかも知れない。やち美保子、【山桜 II】、希少な額装用画集より、新品額装付。永井金四郎、【鳥籠のある風景】、希少な額装用画集より。賞賛や讃美より、非難、嫌悪、罵倒は、私にとってむしろ活力である。私の芸術、それは、自身に対する警告であり、あなたの狂気を止揚せんとする刺客なのである。西嶋俊親、【風涛杳然（LE　MONT-SAINT　MICHEL）】